2010.11.12

おはようございます。廣島です。
急に寒くなったせいか体調を崩してしまい今ひとつ調子がでないですが、恒例の近況報告をいたします。

最近、複数の仕事が重なって綱渡り的な状況のなか、社内で風邪が流行ってしまったこともあって、いつもはおだやかなモーグの社内の空気がピリピリと張り詰めることもしばしば。ディレター重田の目は血走り、姉御・進藤の声も普段ほど張りがないようです。おまけに私も冒頭に書いたとおり少々ダウン気味。唯一、CTOの木本だけが風邪もひかず淡々と仕事をこなしていますが、4人のうち3人までもが本調子ではないので全体的に重い空気が漂っています。(あ、でも心配は無用ですよ。皆だいぶよくなってきました)

そして数日前、「やはりこれはどう考えても人員不足なのだろう」との結論に達し、新しいスタッフを募集することに決めました。来週にはリクルーティングサイトの取材を受けて、近いうちにWeb上で告知を開始する予定です。新しい出会いがあると思うと今から楽しみであります。

さて、今週は先週に続き、最近目にしたある言葉を引用しながらこのブログに対する姿勢のようなものを書いてみたいと思います。米国のジム・ローン氏がexpressとimpressの違いについて語ったものです。

「express(表現する)は相手との架け橋を作る。一方、impress(印象付ける)は相手との溝を作る。」

「ありのままに自分のことを表現(express)すれば相手との精神的な距離は縮まるけれど、自分を良く見せよう、印象づけよう(impress)とすると相手との距離は遠くなる」ということを彼は言っています。ある人に受け容れられたいと願うとき、とかく人は自分を強く印象づけようと躍起になるものですが、それは結局相手を警戒させるだけであり逆効果である。率直にありのままの自分をさらけだしたほうが相手に共感してもらえるということです。

現在、TwitterやFacebookのようなソーシャルメディアが多くの人に利用されていますが、個人が不特定多数を前に(個別にある程度の制限やルールを設けてはいるでしょうが)、自分の感じていることや思いを率直に話すことに抵抗を感じない風潮が確実に広がりつつあるようです。これはまさに、ありのまま自分を表現(express)することで人との精神的距離が縮まる格好の例といえるでしょう。

実は、この近況報告を書き始めたときも、何を目的に誰がどんな情報を発信してゆくべきか社内でちょっとした議論がありました。我々の制作事例の紹介を中心にあくまでプロモーションの場として書いてゆくとか、日々Web上の新しい技術情報をキャッチアップして公開してゆくとか、色々なやり方があると思っていました。しかしながら結局たどり着いたのは、書き手の顔が見える率直であけっぴろげな活動記録、多少ゆるくてもよいので形式を気にせず会社のありのままを伝えられる雑記帳にしてゆくというやり方でした。

そのほうが読み手との距離も縮まるだろうし、まだ小さなモーグという会社をすばやく理解していただけると思ったからです。我々もimpressではなくexpressを選択したということです。
モーグという会社のありのままをさらけだし、顧客や我々を必要としてくださる方々にまずは共感してもらうこと。これが目下の私たちの目標です。

今後は、日々のちょっとした気づきや出来事についてこの場に書き留めてゆきたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

(文責: 廣島健吾)